関東地方会
2014年6月21日 第62回研究会
- 日時
- 2014年6月21日(土) 14:00~16:45
- 会場
- 東京顕微鏡院 市ヶ谷本院 5階会議室
- プログラム
- 若手メンバーによる活動報告・トピックの発表
◇岩澤 聡子先生(慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室,20回生)
「疫学研究の実際」
◇川島 恵美先生(花王 健康開発推進部,27回生)
「今年から入社して、その活動報告等」
◇加藤 杏奈先生(花王 健康開発推進部,26回生)
「進路の多様性と大学院」
◇小笠原 隆将先生(三菱ふそう 川崎製作所,27回生)
「トラック製造現場で作業して」
◇佐々木 七恵先生(コマツ 湘南健康管理室,24回生)
「活動報告と最近の悩んだ事例」
- 参加者数
- 28名 (医学部卒24名,専攻科卒2名,産業保健学部卒2名))
- 報告
- 西原 亜紀子(アズビル,22回生)
6月21日に開催された、第62回研究会のご報告をします。今回は28名の会員にご参加いただき、卒後5~12年目の若手5名より、自身の研究や活動内容について発表していただきました。
◇岩澤 聡子先生:三宅島における火山ガスSO2の曝露評価と健康影響評価の研究、ゴミ処理場周辺住民へのリスクコミュニケーション、医学部生への教育活動についてご紹介いただきました。
◇川島 恵美先生:産業医実務研修センターでの各種研究をはじめとした修練内容とともに、4月から就職された花王の会社概要や産業保健上の課題についてご発表いただきました。
◇加藤 杏奈先生:専門修練コースⅠの研修終了後、公衆衛生大学院に入学された経緯と内容について、また4月から就職された花王における産業保健上の課題および抱負についてご報告いただきました。
◇小笠原 隆将先生:1ヶ月間の新人研修の生産実習でトラック製造工程に入り、ライン作業を経験しての所感、またそこで感じた産業保健上の課題についてご発表いただきました。
◇佐々木 七恵先生:今年で4年目となる専属産業医活動で、特にメンタルヘルス支援体制を苦心しながらも段階的に整備されてきた過程、さらに現在抱えておられる事例についてご紹介いただきました。
各先生の産業保健に対する熱い想いが込められた発表に、フロアの先輩産業医からは具体的アドバイスと共に激励のメッセージを多数いただき、若手産業医にとっては明日からの産業保健活動への大きな励みとなったと思います。またベテラン産業医にとっても、熱意溢れる若手の発表に、産業医としての初心を振り返る貴重な機会となっと思います。
研究会終了後、近隣にて懇親会を行いました。今年から関東に来た29回生を含む計18名が参加し、今回の地方会の内容や互いの近況を熱く語り合い、盛会のうちに終了しました。
関東地方会では、今後も参加者一人ひとりが新たな気づきと学びを得られる、産推研ならではの研鑽と交流の場を設けていきたいと思います。次回以降も多くの会員のご参加を心よりお待ちしております。