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最終更新日:2021年11月30日

東海地方会

2021年8月21日 第24回研究会


日時
2021年8月21日(土) 13:30〜16:45
会場
ウインクあいち1204会議室 & オンライン(Zoom)
プログラム
◇特別講演
「産業保健師としてのキヤリア形成 〜自身の活動を振り返って〜」
演者 ア 正子先生(キオクシア 保健師)
座長 後藤 由紀先生(四日市看護医療大学,専攻科10期生)

◇会員活動報告
澁谷 亮先生(トヨタ自動車,27回生)
簗瀬 裕子さん(富士電機,専攻科12期生)
荒木 直人さん(三菱電機,環境マネジメント学科13期生)
参加人数
37名(会場11名,オンライン26名)
(医17名,短大・専攻科2,看護9名,衛生・環マネ8名,ア先生)
報告
高畑 真司(JR東海,27回生)

2021年8月21日(土)開催の東海地方会第24回研究会について報告いたします。

今回は、新型コロナウイルス感染状況を考慮し、会場+オンライン(Zoom)のハイブリット開催としました。80名規模会場で、マスク着用、アルコール消毒励行など感染対策を徹底した上で、開催しました。

第一部は、特別講演「産業保健師としてのキヤリア形成〜自身の活動を振り返って〜」として、ア正子先生(キオクシア 保健師)を講師にお招きし、ご講演いただきました。ア先生は、三重県の企業保健師として長年ご活躍されるだけでなく、後輩の指導にも熱心で、東海地方のみならず産業看護職の分野では全国的にも有名な先生です。看護学校進学から現在に至るまで、各ステージでの学んだことやご自身の産業保健師としてのキャリアについてお話しいただきました。看護学校を卒業し、手術室看護師としてキャリアをスタート、手術困難な進行がん患者に遭遇する中で、働き盛り世代への早期発見・早期介入に興味を持ち、保健指導による予防活動への道を模索され、保健師資格を取るため進学。その後、企業健康保険組合に保健師として入職。保健指導の活動を通して、産業保健の目的である「労働者が健康で生き生きと働ける」ための支援は、個人だけでなく、集団・組織に対しても行うという視点が欠如していたことに気づきがあったことや、経験を重ねる中で、「仕事の見える化」により、関係者との信頼関係を構築し、組織の方針を考慮しながら、産業保健師としての活動を進めることの重要性についてお話いただきました。後半では、企業での産業保健師育成プログラムについて、産業保健師の職務に関連する7つのコンピテンシー(1.自己成長する力、2.産業看護の本質を貫く力、3.人・部門・組織の成長をサポートする力、4.人・部門・組織間の意見を調整する力、5.戦略立案・業務を遂行する力、6.チーム力を高める力、7.創出する力)について紹介がありました。すべてのコンピテンシーは、保健師に限らず、産業保健に携わるすべての職種に必要なものであり、自身の活動に照らし合わせ今後の活動を改めて考える機会となりました。最後に2015年に設立された産業保健看護職専門家制度について解説をされました。講演後、座長の後藤由紀(四日市看護医療大学, 専攻科10期生)及び参加者からの質疑応答も含め、有意義な学びの時間となりました。

第二部では、会員3名からの活動報告を行いました。
簗瀬裕子さん(富士電機, 専攻科12期生)からは、「専業主婦の私が14年後仕事復帰、そして24年ぶりに産業保健師として復帰 その経緯と苦悩、これから結婚・育児を経験する若い保健師さんに伝えたいこと」と題し、専攻科に入学、1年後企業保健師となり、その3年後に結婚退職。3人の子供の出産・育児に没頭した14年間の専業主婦期間、仕事と家庭の両立の大変さを感じた10年間、24年ぶりに企業保健師として復帰後の今に至るまで、各ステージで感じた苦悩、経験の中で得たものについてお話いただきました。様々な変化へ柔軟に対応すること、人生の中で発生する問題にもプラス思考で明るく楽しむこと、人とのご縁の大切さについて教えていただき、特に後輩保健師にとっては有益なお話であったと思います。

澁谷亮先生(トヨタ自動車,27回生)からは、トヨタ自動車における新型コロナウイルス対応等についてお話いただきました。発熱等の体調不良者対応基準の設定、豊田市・ヤマト運輸・トヨタ自動車の三者連携によるトヨタ生産方式を応用した、新型コロナワクチン地域・職域接種について紹介いただきました。また、産推研のメーリングリストでの投稿を参考に、中国赴任が予定されていたIgM抗体陽性、PCR陰性社員の対応方針を再検討した事例や、パワハラ労災認定事案を受けて、休復職プロセスを見直すなど、事例を中心に、健康管理対応についても紹介いただき、産業保健に携わる者にとって有益な情報提供をいただく時間となりました。

荒木直人さん(三菱電機,産業保健学部環境マネジメント学科13期生)からは、新型コロナウイルスの所内感染拡大防止対策、溶接ヒューム等関連の特化則改正対応などについてお話いただきました。会社独自の新型コロナ濃厚接触者基準の設定、飛沫感染防止のためのマスク着用指針の時期による変遷、ワクチン職域接種など、自身が携わった活動について紹介いただきました。「常にアンテナを高く保ち、社内外で進行している様々な事象をキャッチし、適時適切に先手を打つ」ことの重要性について気づいたことが、社会人1年目と2年目との違いであるとの最後のお話は、経験年数問わず、すべての人が心に据えておくべき考えと感じました。

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