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最終更新日:2017年8月21日

近畿地方会

2013年11月30日 第32回研究会

日時
2013年11月30日(土) 14:30〜16:50
会場
グランフロント大阪 ナレッジキャピタル カンファレンスルーム
プログラム
◇特別講演:地域医療政策と医療経済〜将来の大阪の姿を見据えて〜
 講師:大嶽 浩司先生(昭和大学医学部麻酔科学講座教授)
参加者数
21名
報告
大津 真弓(自治医科大学,19回生)

 11月30日、グランフロント大阪にて大嶽 浩司先生をお迎えし、「地域医療政策と医療経済〜将来の大阪の姿を見据えて〜」というタイトルで2時間にわたる長い講演を拝聴しました。参加者21名のうち、他学出身者が7名という非常に珍しい会になりました。産推研の会員も、関東・東海・九州の各地方会から1名ずつ、遠方からの参加者がいたのも特徴的で、ご講演に対する参加者の期待が伺えました。

 ご講演の内容ですが、先生の自己紹介に始まり、まずは医療を取り巻く環境について、出生前診断から高齢者医療の問題、はたまた先端医療の開発が医療費を増大させる一因になっているという話まで、幅広い視野からの医療問題についての深い洞察を伺いました。

 次にMBAを取得された先生らしい日本の医療費についての分析を、世界各国と比較もし、様々な経済的試算も具体的に加えながら多面的にお話頂きました。「将来に持続可能な医療体制を再構築するには、医療のグランドデザインの議論と強いリーダーシップが必要である」という先生のお考えには共感するばかりでした。

 最後に、今回のメインテーマである大阪における地域医療政策と医療による経済振興の話を伺いました。すでに政治上は決まっていた住吉市民病院の建て替え計画を、大阪府・市の特別参与として、達成確立の低い指標や方針である事を様々な角度から論理的に指摘し、白紙に戻した手腕には感服しました。しかもそのやり方は、あくまでも専門家として大きな視点からの提案と言う形で、府市共同プロジェクトを提案し、府域全体の医療資源の有効活用という観点から発展的な解消を獲得したものでした。「相手に中立な立場を理解してもらう」「バランス感覚」といった、先生の端々で語られるお言葉は、まさに我々産業保健専門家が身につけなくてはいけない姿勢だと共感しました。全く違うテーマのお話を伺いながら、あたかも産業医のあり方をご教授頂いているような感覚がした講演会でした。現在先生が出席されている医療戦略会議では、7つの医療戦略を中心とした提言を準備中とのことで、施策に反映される事を楽しみに見守りたいと思います。

 研究会終了後の懇親会には9名が参加し、遅くまで互いの交流を深める事が出来ました。

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