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最終更新日:2019年3月12日

関東地方会

2019年1月26日 第73回研究会


日時
2019年1月26日(土)13:30~16:45
会場
KPP八重洲ビル
テーマ
これからの産業保健職への期待と役割
プログラム
◇講演1
「化学物質管理および高年齢労働者対策―私のいままでの経験から思うこと」
演者:櫻井 治彦先生(産業医学振興財団元理事長,慶應義塾大学名誉教授)

◇講演2
「働き方改革と関連法 ~産業保健職の役割とこれから期待されること~」
演者:中山 篤先生(産業保健総合支援センター相談員,元労働基準監督署長)
参加者数
38名(産推研会員25名,非会員13名 / 医師23名,医師以外15名)
報告
2019年1月26日(土)に産推研関東地方会を開催いたしましたのでご報告いたします。お忙しいところにも関わらず大勢の方々に参加していただき誠にありがとうございました。

今回の産推研関東地方会では、お二人の先生にご講話をいただきました。
まずはじめに、元産業医学振興財団理事長の櫻井治彦先生をお招きして、化学物質管理及び高年齢労働者対策というタイトルにて、ご講話をいただきました。
次に、産業保健総合支援センター相談員で、元労働基準監督署長の中山篤先生をお招きして、働き方改革と関連法〜産業保健職の役割とこれから期待されることというタイトルにてご講話をいただきました。
今回の産推研関東地方会では、会員以外の方も参加オープンな会といたしました。

櫻井治彦先生からは、化学物質管理及び高年齢労働者に関するご講演をいただきました。
化学物質に対しては、胆管がんの話題について掘り下げを行っていただいたり、発がん性についてヒト側の耐性を上げるわけにはいかないことや、曝露の許容となる管理濃度が時代によって低下してきていることを踏まえた対策を考えるべきであるとお話しがありました。
普段なかなか勉強する機会の少ない化学物質管理や、閾値のない物質における曝露限界値の理解について深めることができました。
高齢労働者に関しては、世界に類を見ない高齢化スピードと高齢労働者の増加しているパイオニアの国として安全性向上に関する取り組みについて、経験に裏打ちされた近道行動や、下肢筋力の低下の防止等についてお話をいただきました。
締めくくりとして、我々に向けて、産業保健はやればやるほど興味が出てくる分野であり、有意義で若々しく居続けられる人生を送ってほしいと激励の言葉をいただきました。

後半の中山篤先生からは監督官としての労災事故や監督指導に係る経験についてお話いただきました。
産業医学の専門家としての産業医の役割と、産業医と連携し業務を進める産業保健職の役割について、一般的な産業医等に求められている役割とはまた別の視点で、労働基準局側が求めている役割についてご説明いただきました。
また、一部企業の事例を元に、臨検監督、強制捜査、送検等について、その時に監督官がどのように考え、どういった役割を発揮するかの一連の流れをお話いただきました。
最近の事例を用いて、中山先生が現役時代では考えられなかった程、働く人の健康管理に対して、行政、司法及び世論の意識が変わってきたとの感想をいただきました。
その後、メンタルヘルス、過重労働、働き方改革関連法等について、監督官としての経験を踏まえて、ご説明をいただきました。

以上、盛会のうちに閉会となりました。

そして、懇親会には、23名もの多くの皆様に引き続き参加いたしました。
ご講演いただいた櫻井先生と中山先生にもそのままお付き合いいただき、活発な議論と熱い団欒に加えて、ひとりひとりの近況報告をしてもらい、お互いの交流を深めることができました。
あっという間に時間が経ち、盛会のまま会はお開きとなりました。

(文責:横谷俊孝:三菱日立パワーシステムズ,朝長健太:株式会社産業予防医業機構,坂本宣明:ヘルスデザイン株式会社)

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