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最終更新日:2024年4月17日

関東地方会

2016年3月5日 第67回研究会

日時
2016年3月5日(土)14:00〜17:00
会場
TKP新橋ビジネスセンター
プログラム
◇講演ならびに実習
 テーマ:「職場での腰痛予防対策」
 講師:松平浩先生(東京大学医学部附属病院 22世紀医療センター
          運動器疼痛メディカルリサーチ&マネジメント講座)
参加者数
25名(産業医18名,保健師7名)
報告
坂本 宣明(ヘルスデザイン,19回生)

2016年3月5日に関東地方会第67回研究会を開催致しましたので、ご報告いたします。

松平先生から、腰痛予防の最新の理論を分かりやすく解説いただき、明日からでも現場で使えるような指導内容を習得する時間となりました。腰痛予防として、学会等でも講演されている有名な「これだけ体操」の各自の習得に加えて、他の体操の紹介や、腰痛の鑑別疾患などの知識の確認など、しっかりと学ぶことのできたあっという間の3時間となりました。
例えば、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症などの鑑別、神経支配による症状の出方の違いの確認、腰痛対策のエクササイズとして深部筋の強化方法、オフィス肘の予防、ストレスと腰痛の関連に基づく質問紙票の説明など様々な内容に及びました。職場でのぎっくり腰が午前中と14時〜15時にかけて多く発生するというデータもあり、そのタイミングの前に腰痛予防体操を行うと良いという提言もあり、大変参考になりました。
質疑応答の時間も、産業保健にまつわる整形外科的な対応について多くの質問が出されて、松平先生と産推研メンバーで双方向のディスカッションが行われました。腰痛のために病欠しているものがいるがどうすれば良いのか?など皆で考える事例もありました。

その後の懇親会は15名が参加し、講師の松平先生も最後までお付合い頂きました。講義では伺いきれなかった腰痛予防対策の実践やその他の整形外科的な小技の伝授、職場で困った整形外科的疾患にまつわる話などの情報交換を行う事ができました。私見ですが、今回の地方会は、今までに学会等で松平先生のご講演を聴講する機会はありましたが、やはり何度聞いても新たな学びをいただける講話であり、講話内容も常に最新の情報が盛り込まれており、大変勉強になりました。
以上、簡単ではありますが、開催報告とさせていただきます。

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