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最終更新日:2017年4月24日

関東地方会

2011年12月23日 第56回研究会

日時
2011年12月23日(金) 12:45〜15:40
会場
TKP品川カンファレンスセンター
プログラム
講演:産業精神保健と法〜日本で初めての産業医敗訴事件を素材として〜
講師:三柴 丈典先生(近畿大学法学部准教授,厚労省労政審議会臨時委員)
参加者数
34名(医師30名,保健師4名)
報告
西浦 千尋(東京ガス,21回生)

 12月23日に開催されました、第56回研究会のご報告をいたします。今回は三柴 丈典先生をお招きし、「産業精神保健と法〜日本で初めての産業医敗訴事件を素材として〜」をテーマにご講演いただきました。当日はベテランから若手まで幅広い層から多数集まり、この事件に関する関心の高さが窺えました。

 イントロダクションとして裁判所の考え方について簡単にご紹介いただいた後、本事例について解説していただきました。詳細は割愛しますが、基本的には、産業医として求められる注意義務の内容や水準に重点を置いた解説が行われました。
 また、本事例から参考になる点として、
1)このような事件では、裁判所は事実の一部のみではなく脈絡を重視して違法性を判断する(まさに「人の目」で審査する)傾向にあること、よって、
2)重要なやりとりについては5W1Hを明記した客観的な記録を残す必要があること、もっとも、
3)必要な事実を直接立証できない場合にも間接的な証拠から立証される場合が多いこと、
4)基本的には手続的理性(合理的な制度設計をして公正に運用すること)を尽くすことが重要であること、
等について語られました。
 なお、本事件は控訴となったそうです。

 その後、近隣の会場にて懇親会を行いました。15名が参加し、講師の三柴先生も参加されました。今回の研究会の内容やお互いの近況などを熱く話しあい、盛会のうちに終わりました。
参考
該当の事件・裁判の詳細については、以下をご参照下さい。

◇産業医学ジャーナル 第35巻第1号(2012年1月号)
 「産業医の敗訴事件について〜財団法人大阪市K協会事件大阪地判平成23年10月25日判例集未登載〜」
 著者:三柴 丈典

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